BLUE ENCOUNT TOUR 2018 Choice Your 「→」@ZEPP TOKYO
7.19 BLUE ENCOUNT TOUR 2018 Choice Your 「→」@ZEPP TOKYO
東京2日目。
3月にリリースしたアルバム「VECTOR」を引っさげたツアー。
今回の「ベクトル」という言葉には、バンドの方向性、進む先という意味が込められているという。(田邊さんのMCから。)
毎回ライブに行く度に「こんな一面もあったのか」と驚かされるブルエン。
そんな東京公演の覚え書きです。
(ファイルの熊本公演、振り替えの2公演がまだあるため、詳細なセトリについては言及しませんが、ネタバレ回避したい方は以下読み控えていただけますと幸いです。)
1曲目「Waaaake!!!!」からアルバム曲多めのセトリ。
「やべぇ、今日すごいやばいな、楽しい」を連発する田邊さん。
「今日このまま先進んでいいですか?」といつもよりもMCが短い。
そのままの勢いを伝えたいと、アルバムの様々なタイプの曲を次々と披露。
「周りからは働き過ぎだと言われるけど、会社に強制されている訳ではないよ。
自分たちで決めてこの忙しさにしてる。
音楽が大好きで曲を作りたい」と言っていた。
確かにブルエンのリリースペースは早い方だと思う。それをなんでだろうと思っていたこともあった。
勝手に、レコード会社との契約の問題だろうと邪推していた私が馬鹿でしたね。笑
また、ZEPPには思い出があるという話もしていた。
インディーズ時代にあるオーディションに出演した際、優勝したことをきっかけにそれまでサポードでずっと参加していた辻村さんが正式にブルエンに加入したこと。
優勝したことでいわゆる大人(レコード会社)から声がかかり、メジャーへの道が開きかけたがインディーズに戻ったこと。
その時に大人から冷たい言葉をかけられて、心が折れてしまったけれど、今の会社とあなたがいたからここまで来れたこと。
「あの時俺を見放した奴見てるか?今こんなに俺らに着いて来てくれてる人がいる。これがBLUE ENCOUNTだ!!!!!(ニュアンス)」でうるっときてしまいました…。
そして、「嫌なこととかお前らにもいっぱいあると思う。外では血まみれになってたくさん傷ついてこい。俺はまってるから。ライブに来たら守ってやるから。
お前のあなたの、笑顔を求めてる人が絶対にいるから。現に俺はお前の笑顔が必要だ!!」
という言葉に心をがっちり掴まれました。
ブルエンはいつもいつも強気で、かっこいい姿を見せ続けているわけではない。
むしろ、弱いところや情けない姿もふんだんに見せてくる。今回も田邊さんは「ごめんな、ごめんな」と言ったり、「嫌いな人がいる」と発言している。
でも、そんな人が大好きだと言葉にして命を懸けて作っている曲だからこそ妙にリアルだし逃げ場がなくそのまま心に響いてくるのであろう。
「日本語の勉強もっとちゃんとしてくるな」と自嘲気味だったけど、ブルエンは今も多くの人を救っているのは確実だ。
だから私も外では血まみれになっても大丈夫だ。